Lジッソクをリリース|友だち追加の実数をMeta広告のCVにする

この記事の結論(3行)

Lジッソクのリリースを伝えるイメージ

友だち追加の実数をMeta広告・Google広告のコンバージョンにできる計測サービス「Lジッソク」をリリースしました。

LINEボタンのタップ数ではなく、広告をきっかけに実際に友だち追加した人数を、広告の成果として設定できます。14日間は無料で試せます。

この記事では、作った理由、できること・できないこと、料金までまとめて紹介します。

なぜLジッソクを作ったのか?

ボタンのタップ数と実際の登録数の差のイメージ

LINE誘導の広告では、ボタンのタップ数がそのまま成果として報告されることが少なくありません。私は広告運用者として、そこに長年違和感を持っていました。

この章では、タップ数をCVにすると何が起きるのか、そして私がLジッソクを作ることにした理由について解説します。

タップ数をCVにすると、広告は何を学習するのか

成果ではない行動をCVにすると、その行動をしやすい人へ配信が寄る可能性があります。

Meta広告は、CVとして設定された行動を「正解」として学習し、同じ行動をしそうな人へ配信を寄せていく仕組みです。

LPのボタンのタップをCVにすれば、ボタンをタップしやすい人に広告が届きやすくなります。

しかう、目立つ位置にあるボタンは、友だち追加の意思が弱い人にも押されることがあります。

LINE公式アカウントは、ボタンをタップしてもLINEアプリ上で「許可」や「友だち追加」のボタンを押さないと友だち追加されません。

ボタンタップした人数>実際の友だち追加数になります。

実際、これまでの運用では、LPのボタンのタップ数は多いのに、実際のLINE登録は1/3程度というクライアントもいました。

チラシでいえば、配った枚数を成果として報告しているようなものです。

つまりタップ数は「興味を持たれたかもしれない」というサインであって、「登録した」という事実ではありません。

代理店は「タップ数と登録数は別物」と説明しなければならない

タップ数をCVとして報告すると、代理店は実態と違う数字を見せることになりかねません。

LINEの友だち追加は、LINEのアプリの中で起きます。

そのため、通常の広告タグでは友だち追加の数を計測しにくく、広告管理画面のCVは、LPのボタンがタップされた数になりがちです。

クライアントには、「この数字はタップの数で、実際の友だち追加の数とは別です」と説明することになります。

仕組みの話から入る必要があり、相手にも納得してもらいにくいのが実情です。

数字を見せる側の代理店にとって、これは説明の手間だけでなく、報告の信頼性にかかわる問題です。

私がCVに求めていること

CVは、最終契約により近い地点で設定すべきだと考えています。

私は、広告のコンバージョンは、注文や契約といった最終的な成果に近いものを設定すべきだと考えています。件数が週に50件に届かなくても、その考えは変えていません。

特にMeta広告のようなSNS広告では、機械学習が配信を左右します。間違った情報を学習させたくない、というのが以前からの思いでした。

LINE経由で成約する業種では、成約そのものを広告に返すのは簡単ではありません。それなら、せめてタップではなく友だち追加の実数を成果にしたい。

その思いから、Lジッソクを作りました。

週50件に届かなくても、最終契約に近いCVを選ぶ理由

週50件の目安と実際の件数のイメージ

最終契約に近いCVを選ぶと、どうしても件数は少なくなります。そこで必ず出てくるのが、Metaが示す「約50件」の目安との兼ね合いです。

この章では、公式の案内を確認したうえで、件数が足りないときの選択肢と、それでも最終契約に近いCVを選ぶ理由について解説します。

Metaが示す情報収集期間の目安

Metaは、最後の大きな編集から1週間以内に約50件の結果を得ることを、情報収集期間の終了の目安としています。

Meta ビジネスヘルプセンター「情報収集期間について」(2026年10月確認)によると、情報収集期間は、通常、最後に大きな編集を加えてから1週間以内に約50件の結果を獲得した後に終了します。

情報収集期間は、運用者のあいだでは「学習フェーズ」とも呼ばれています。判定は広告セット単位で、アカウント全体で50件ではありません。

この期間中は、パフォーマンスの安定度が低く、通常はCPAが高くなる、と公式にも書かれています。

また、50件程度に届きそうにないと、広告セットは「情報収集が不十分」と表示されます。

これはペナルティではなく、現在の設定では配信システムが最適化できていないことを示す状態です。

公式は「より頻繁なイベントへの変更」も案内している

Metaは件数が足りないとき、より頻繁に発生するイベントへの変更を案内していますが、実態とのずれには注意が必要です。

「情報収集が不十分」への対処法として、Meta ビジネスヘルプセンター(2026年10月確認)は、広告セットの結合や予算の増額などと並べて、「もっと頻繁に発生する最適化イベントを選択すること」を挙げています。

例として、「購入イベント」から「カートに追加イベント」への変更が示されています。

これは件数を確保する観点では理にかなった案内です。購入が少ないECなどでは、有効な選択肢になる場面も多いでしょう。

一方で、手前のイベントは、事業の成果との距離が遠くなります。

件数は集まりやすくなりますが、先ほど触れたように、成果につながらない行動を学習してしまう可能性も出てきます。

公式の案内が間違っているわけではありません。件数の確保と、実態への近さは別の軸であり、どちらを優先するかは運用者の判断になります。

それでも最終契約に近いCVを選び、広告セットを絞る

件数が少なくて安定しにくくなる可能性は承知のうえで、最終契約に近いCVを選ぶという考え方があります。

私は、安定しにくくなる可能性があることは否定しません。情報収集期間は長引きやすく、結果のぶれも大きくなりえます。

それでも、最終的な注文や契約につながるのは、この選び方のほうだと感じています。間違った情報を機械学習に覚えさせないことのほうが、長い目で見て大切だからです。

そのぶん、件数が分散しないように広告セットは絞ります。広告セットを結合して件数を集めることは、公式も案内している対処法です。

CVの地点別の比較と、選ぶときの判断基準

CVの地点は、契約に近いほど実態に近くなり、手前ほど件数は出やすくなります。

代表的な5つの地点を、定性的に比較すると次のようになります。数字ではなく傾向の整理です。

CVの地点件数の出やすさ実態との近さ情報収集期間の安定性の見込み
クリック・ボタンのタップとても出やすい遠い安定しやすい
LPの閲覧出やすい遠い安定しやすい
問い合わせ・友だち追加中程度やや近い中程度
商談・予約少なめ近い安定しにくい可能性
契約・注文少ない最も近い安定しにくい可能性

安定性の列は、公式の「約50件」の目安から読み取れる傾向を整理したものです。実際には、広告セットの数や予算によっても変わります。

選ぶ順序は、次の2段階で考えます。

  1. 最終契約や注文のデータを広告に返せるか、まず確認する
  2. 返せない場合は、実態に最も近い地点を探す

LINE経由で成約する業種では、契約そのものを広告に返すのは難しいことが多く、現実的な地点は「友だち追加」になります。

取りやすいからという理由だけでクリックやタップを選ぶのは、避けたいところです。

Lジッソクとは何か|しくみとできること

Lジッソクは、広告を見てLINE公式アカウントに実際に友だち追加した人数を、Meta広告・Google広告のコンバージョンとして設定できる計測サービスです。

この章では、計測のしくみと、できること・できないことについて解説します。

広告クリックから友だち追加までのしくみ

Lジッソクは、広告のクリックと友だち追加を結び、友だち追加を広告へ送ります。

計測は、次の4つのステップで進みます。

  1. 広告をクリックする(サイトに置いたタグが、クリックを記録します)
  2. LINEの認証(LINEログイン)を1回はさむ
  3. いつもどおり、LINE公式アカウントを友だち追加する
  4. 友だち追加を、MetaとGoogle広告へイベントとして送る

友だち追加の前に、LINEの認証の画面が1回入ります。計測や送信ができない場合でも、お客さまのサイトでのLINEの友だち追加は止めない作りにしています。

Lジッソクでできること

友だち追加の実数を広告の最適化の目標に使え、既存のLINE拡張ツールもそのまま使えます。

できることは、主に次の4つです。

  • 友だち追加を、MetaとGoogle広告へコンバージョンとして自動で送る
  • サイト内の「LINEボタンをクリックした人」と「友だち追加に至った人」を1対1で結ぶ(時間帯による推測方式ではありません)
  • 今お使いのLINE公式アカウントのステップ配信ツールや分析ツールの設定を、変えずに導入する
  • 計測用のリンクを使い、QRコードやSNSのプロフィールからの友だち追加も数える

できないことと、知っておきたい制限

計測と送信はすべてを保証するものではなく、数えられない経路もあります。

LINE公式アカウントのQRコードや、LINEの中の検索から直接追加した人は、数えません。広告への成果の送信は、広告のクリックの識別子がある場合に限られます。

また、今お使いのLINE拡張ツールとの併用時の動作や、そのツールの数値(流入経路の数など)との一致は、保証していません。

すべての計測と送信を保証するものでもありません。

導入前に、こうした制限を理解していただいたうえで使ってほしいと考えています。

料金と、他社との比較

導入を考えるうえで、気になるのは料金だと思います。Lジッソクは、基本料金と、接続する広告の数で月額が決まる、シンプルな料金体系にしています。

この章では、料金の内訳と、同じ条件で比べた他社との月額の違いについて解説します。

料金は2026年10月22日時点のHPの記載にもとづいており、最新の内容はHPでご確認ください。

料金の内訳

初期費用は0円で、基本料金に、接続する広告の数ぶんを足した月額になります。

2026年10月22日時点の料金は、次のとおりです。すべて税込です。

項目内容
初期費用0円
基本料金8,800円/月(LINE公式アカウント数は無制限)
接続する広告 1つごと3,300円/月
最低契約期間なし

「接続する広告1つ」とは、Metaのデータセット1つ、またはGoogle広告のアカウント1つのことです。

たとえば、Meta広告とGoogle広告を1つずつ接続する場合は、月額15,400円(税込)です。

つなぐLINE公式アカウントの数に上限はなく、料金は接続する広告の数で決まります。導入サポートは無料で、いつでも解約の手続きができます。

同じ条件で比べた月額

同じ条件でそろえて比べると、Lジッソクの月額は、特にアカウントが増えるほど差が出ます。

LINE公式アカウントと接続する広告の数をそろえて、各社の公式サイトに掲載の料金と比べました。税込・月額で、2026年10月14日時点の当社調べです。

条件LジッソクA社B社C社
(a) LINE公式アカウント1つ・Meta広告1つ12,100円13,000円25,000円〜55,000円〜
(b) LINE公式アカウント1つ・Meta広告1つ・Google広告1つ15,400円16,000円25,000円〜55,000円〜
(c) LINE公式アカウント2つ・それぞれ別のMeta広告1つ・Google広告1つ22,000円32,000円25,000円〜55,000円〜
初期費用0円記載なし0円0円
最低契約期間なしなし記載なし2か月

各社の公式サイトに掲載の料金をもとに、表の条件で計算しました(税抜の表示は税込に換算)。「〜」は、掲載のない費用を含まない額です。

機能・計測の方式・契約の条件は、各社で異なります。

条件(c)は、2店舗を運用している場合や、代理店が2社分を運用している場合を想定した例です。

導入の流れと14日間の無料体験

ここまで読んで興味を持っていただけたら、まずは14日間の無料体験から試せます。

この章では、申込から体験までの流れと、実際に使っていただいた方の声、代理店向けの案内について解説します。

申込から無料体験までの流れ

申込後に30分のオンライン打ち合わせで設定し、14日間は無料で計測を試せます。

導入は、次の流れで進みます。

  1. 「無料で試す(14日)」のボタンから申し込む(会社名・お名前・メールアドレス・パスワードを入力します)
  2. 届いた確認メールのリンクを開いて、申込を完了する
  3. 完了の画面から、オンラインの打ち合わせ(30分)を予約する
  4. 打ち合わせ(画面共有)で、LINEの設定と、サイトへのタグの設置を一緒に進める

計測の開始から14日間(申込から30日が上限)は、料金がかかりません。体験の期間中は計測のみで、広告の媒体へは送りません。

カードを登録しなければ、請求はありません。

続ける場合は、体験の期間中にカードを登録すると、体験の後に自動で有料の契約に移ります。

代理店さまへ

代理店は、複数のクライアントのLINE公式アカウントを、1つの契約でつなげられます。

Lジッソクには、代理店向けの案内があります。1つの契約で、複数のクライアントのLINE公式アカウントをつなげられる仕組みです。

クライアントへの報告で「タップ数と登録数は別物です」と説明する代わりに、実際の友だち追加の数を、広告のCVとして見せられます。

説明の手間を減らせるのは、代理店にとって大きな利点だと考えています。

まとめ

本記事では、Lジッソクをリリースした理由と、そのしくみ・料金について解説しました。要点は次のとおりです。

  • LINE誘導の広告でタップ数をCVにすると、実態とずれた情報を機械学習に渡してしまう可能性がある
  • CVは最終契約に近い地点で設定したい。週50件に届かなくても、広告セットを絞って補う
  • Lジッソクは、友だち追加の実数をMeta広告・Google広告のCVとして送る。計測や送信は保証されず、数えられない経路もある
  • 初期費用は0円で、基本料金8,800円に、接続する広告1つごとに3,300円(2026年10月22日時点・税込)

まずは14日間、実際の友だち追加の数が、タップ数とどれだけ違うのかを確かめてみてください。カードの登録は不要です。

運営は、広島で広告運用とWeb制作を手がける株式会社ローカスです。

Lジッソクの詳細を見る・14日間無料で試す

この記事を書いた人

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Masafumi Otsuka

2000年よりEC業界にてデジタルマーケティングの世界へ。
20年以上のキャリアの中で、多種多様な業種の事業成長を支援してきました。Google広告運用歴13年、Meta広告運用歴12年の実績に加え、Meta社認定「METAクリエイティブ戦略エキスパート」を保有。
データに基づく「数値改善」と、認定資格を活かした「売れるクリエイティブ戦略」の両面から、本気で成果にコミットします。