飲食店といっても、他店舗展開されている企業や個人店まで様々なタイプがありますが
今回は、比較的小規模な居酒屋さんの事例で、コストを抑える為に、Lステップは使わずにLINE公式アカウントのみで構築するパターンを解説したいと思います。
居酒屋さんだけで無く、ケーキ屋さん、パン屋さんなどの参考にもなるかと思います。
目的は、LINE上でのコミュニケーションを密にして
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いきつけの店
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として認識して貰えるようになる事です!
情報をリッチメニューに集約
公式LINEアカウントのリッチメニューでは、ボタンをタップするとリンクに飛ぶというのが基本的な使い方になります。
・直接お店へ電話がかけられる
・テイクアウトの予約が出来る
・後述のスタンプカードが確認出来る
・SNSやホームページへリンクで飛べる
このようなリッチメニューの構成で、LINEアカウントからお店の全ての情報へアクセス出来ると便利です。
来店して頂いたお客様にLINE登録してもらおう!
来店したお客様に必ずLINEに友だち追加して頂く仕組みを作りましょう!
📌 友だち追加で一品サービスなどの特典をつける
📌 注文を受ける時に必ず声かけをする
ここのオペレーションを徹底して、LINE友だちを増やしておく事が「いきつけの店」になる事の第一歩です。
LINEでスタンプカードが作れます
LINE公式アカウントには「ショップカード」という機能があります。いわゆるスタンプカードです。
来店ごとにお店に設置したQRコードを読み込む事で、スタンプが1つづつ押されます。
ゴールに必要なスタンプの数は1回〜50回まで自由に設定できますが、ゴールまでがあまり遠すぎると面白くないので気をつけて下さい。
1回ゴールすると、ランクアップしてまた違う特典をつけたりといった、お客様が楽しめるポイントカードも作る事ができます。
印刷代もかかりませんし、お客様も常にカードを持って歩く必要が無いのでとても便利です。
ご予約はメッセージで頂きましょう
お客様にとっては、お昼に、その日の晩に飲みにいく事が決まっても、営業時間になるまで電話が繋がらないのは大変不便です。
LINEで24時間予約できるとお客様からすると、かなり助かります。
WEB予約のシステムが既にある場合は、リッチメニューのボタンからWEB予約へのリンクを貼ると予約しやすいですが
あえて、トーク画面でメッセージをやり取りして、予約を頂く事でコミュニケーションを深めていくのも1つの手です。
営業時間中にLINEの対応が難しい場合は、営業時間中にメッセージを頂いた時にだけ
「申し訳ありません!営業時間中はLINEの対応が難しいのでお電話頂けるようお願いします」
と自動返信する設定も出来ます。
配信内容を練りましょう!
最低でも月に1回はLINEでメッセージを配信しましょう。
理想は週に1回ですが、無理の無い範囲で配信して、お客様とコミュニケーションを図りましょう!
メッセージ配信は、なんとなく送るのでは無く、目的を持った配信をしましょう。
「売り色」の強い配信に偏らず、スタッフさんの人間性が伝わる様な「キャラクター配信」も交えて配信すると、お客様に読んで貰える配信になります。
少しだけ配信例をお伝えします
①イベントをお知らせする
お店のイベントなどはLINEを使って簡単に配信する事が出来ます。
たとえば、
・忘年会や新年会のご予約
・クリスマスケーキのご予約
・お誕生日会のご案内
など
LINE公式アカウントは月間1000通の配信までは無料で使えますので
ハガキやチラシと比べて圧倒的にコスパが良いです
②新メニューの紹介
新メニューの紹介はもちろん、普段のメニューでも調理している最中の写真などはお店のファンにとっては楽しい配信です。
お客さまの食欲を刺激しましょう♪
③キャラクターを活かした配信
店長さんやスタッフさんのキャラクターを活かした楽しい配信も定期的に行いましょう。
テキストだけでなく、動画や画像も配信出来ます。
・クイズ形式
・質問コーナー
などコミュニケーションが発生する配信も良いと思います。
暇な時間帯を埋めるイベントを開催
席の回転数を上げる為に
早い時間や遅い時間で、席が空きがちな時間帯が時間帯がある場合は、時間限定のキャンペーンもおすすめです。
クーポンを利用するのも楽しいと思います。クーポンは抽選制にも出来るので50%の確率で「当たれば◯◯プレゼント」といったイベントも開催できます。
構築のポイント!
今回は最小限の機能に絞って、LINE公式アカウントのみで設計する事例をご紹介しました。
Lステップで作り込めば、自動化や集客力を上げる様々な施策が打てますが、反面、初期コストやランニングコストもかかります。
LINE 公式アカウントは月額無料から始められて、LINE公式アカウントのみの構築代行費も安価で済みます。
小規模な店舗の場合には、まずは最小の機能でLINEの友だちを集めて、コミュニケーションを密にとり、「私の行きつけのお店」と感じてくれるファンを増やしていくやり方をおすすめしています。