こんにちは、広島のWEB広告代理店株式会社ローカスの大塚です。
Facebook・Instagram広告を効果的に運用するには、正確なコンバージョン測定が不可欠です。この記事では、FacebookPixel設定前に理解しておくべき、ランディングページでのコンバージョン測定の基本設定について詳しく解説します。
コンバージョン測定の重要性
広告運用において「何をもってゴール(コンバージョン)とするか」を明確に定義することは非常に重要です。今回は実用性の高い以下2つのパターンを例に解説します
- 問い合わせフォームからのお問い合わせ
- LINE公式アカウントの友達追加
これらの設定は、資料請求、メルマガ登録、お申し込みフォームなどにも応用できます。
パターン1:問い合わせフォームのコンバージョン設定
問い合わせフォームでは、「送信ボタンをクリック」ではなく「問い合わせ完了」をコンバージョンとして設定することが重要です。
設定手順
1.サンクスページの準備
- 問い合わせ完了後に表示される専用ページを作成
- 例:yourdomain.com/thanksのようなURL
フローの確認
- ランディングページ → フォーム入力 → 送信 → サンクスページ
- 最終的にサンクスページにアクセスした数 = コンバージョン数
注意点
- サンクスページに移動しない設計のフォームは修正推奨
- 確認ページを経由する場合も、最終完了ページでカウント
実際の測定方法
測定対象:サンクスページ(例:/thanks)へのアクセス数
= 実際の問い合わせ完了数
パターン2:LINE友達追加のコンバージョン設定
LINE友達追加では、直接LINEアプリにジャンプさせるのではなく、「クッションページ」を経由する方法を推奨します。
メリット
- 初心者でも設定が簡単
- 測定精度の向上
- FacebookPixelでの追跡が容易
クッションページの作成方法(WordPress)
1.新規固定ページの作成
- タイトル:「LINE友達登録」
- URL:yourdomain.com/line
2.カスタムhtmlブロック
<p>LINE友達登録ありがとうございます。</p>
<meta http-equiv="Refresh" content="0;URL=ここにLINE公式アカウントのURL">
3.ランディングページのリンク変更
LINE友達追加ボタンのリンク先をクッションページのURLに設定
動作の流れ
- ユーザーがLINE友達追加ボタンをクリック
- クッションページに一瞬移動(お礼メッセージ表示)
- 自動的にLINEアプリへリダイレクト
- クッションページへのアクセス数 = コンバージョン数
測定の精度について
問い合わせフォーム
- サンクスページアクセス = 実際の問い合わせ完了数
- 高精度での測定が可能
LINE友達追加
- クッションページアクセス = ボタンクリック数
- LINEアプリで実際に友達追加しないケースも含む
- 現時点では技術的制約により、ボタンクリック数での測定が限界(別途有料アプリなら可)
次のステップ
今回解説した設定により、以下のページへのアクセスをコンバージョンとして測定できるようになりました:
- 問い合わせ完了:サンクスページ(/thanks)
- LINE友達追加:クッションページ(/line)
次は、これらのページアクセスを実際にFacebookPixelで追跡するための設定が必要になります。
まとめ
効果的な広告運用のために
- 明確なゴール設定:何をコンバージョンとするかを事前に決定
- 適切なページ設計:サンクスページやクッションページの準備
- 測定可能な構造:FacebookPixelで追跡しやすい設計
重要なポイント
- サンクスページは問い合わせ完了の確実な指標
- クッションページはLINE友達追加測定の実用的な解決策
- 両方とも初心者でも設定しやすい方法
これらの基本設定を理解することで、FacebookPixelの設置作業がスムーズに進められ、正確なコンバージョン測定が可能になります。
この記事は弊社のYoutube、「株式会社ローカスのWEBマーケ情報チャンネル」の動画内容を基に作成しています。